|
発声について
腹式呼吸によって吐き出された空気は声帯運動、共鳴を経て音になります。 まずは発声の基本トレーニングをしてみましょう。
● 自分のベースとなる声の確認
【1】1拍で息を吸う 【2】「ンー」とハミングし、その音を鼻に当てる(=共鳴させる) 【3】音が共鳴し、鼻がムズムズしてきたら、その共鳴を顔全面に広げる気持ちで「ンー」から「アー」へと音を移していき、できるだけ声を長く出す
※喉に力を入れてはいけません。喉よりも共鳴させる鼻や顔面を意識しましょう。
● 喉を開くトレーニング
【1】「ラッ、ラッ、ラッ、ラッ」スタッカートで4拍発声する 【2】「ラー」の音を途中で高く上げて、再び元の高さに下げ、滑らか伸ばして発声する 【3】【2】と同じ要領で、今度は途中で音を低く下げてから再び元の高さに上げる
※共鳴を感じられる発声ができているときは、喉が開いている状態です。この感覚をつかみましょう。
● 強い声、遠くに飛ばす声のトレーニング
【1】壁から1m離れたところに立つ 【2】壁に向かって「アー」と声をぶつける 【3】声を壁にぶつけられるようになったら、今度は3m離れたところに立つ 【4】壁に向かって「アー」と声をぶつける
※壁との距離に応じて必要な声の大きさ、呼気の量が変わってくることを意識しましょう。 |
|
|
はじめての声優トレーニング〜声のテクニック編(CD付) 「耳で聞いて学ぶ」ことの大切さに注目し、ひとりでもより効果的に学べるように、発音練習から朗読、ナレーション、オリジナル・ラジオドラマまで、プロの技術を完全収録 雷鳥社/1‚890円(税込み)
|
|
声優になるための練習問題100 「声優」になるために必要な知識や技術のほか、オーディションの内容からアニメ・洋画などさまざまな仕事の情報までを、わかりやすく解説。声優に「なりたい」を「なる」に変えるための入門書 雷鳥社/1‚470円(税込み)
|
|