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今回は間(ま)の取り方に挑戦! 間の取り方で同じセリフでもいろいろな表現ができます。
●間の取り方を意識して読んでみましょう。
【1】 まったく、お前は相変わらずなのね、サリー まったくお前は、相変わらずなのねサリー まったくお前は相変わらずなのね、サリー
【2】 では皆さん、どうぞ食事にいたしましょう では皆さんどうぞ、食事にいたしましょう では、皆さんどうぞ食事にいたしましょう
【3】 おやおや、これはいったいどうしたことだ おやおや、これはいったい、どうしたことだ おやおやこれは、いったいどうしたことだ
[解説] 間をいれるのは、「前後の意味が切れている」「強調したい言葉がある」「次に話す言葉を選んでいる」「話をしているうちに、気持ちが変化する」など、その効果は多種多様です。【1】を例に見てみましょう。1番目のセリフは「まったく」の後に間をいれることによって、呆れている気持ちを表しています。2番目は「お前は」の後に間を入れ、ほかの誰でもなくサリーに言っていることを強調しています。3番目は「サリー」の前に入れ、サリーに言い聞かせようとしています。無言の空白は場合によって、言葉では言い表せない微妙なニュアンスまで伝えることができますが、長すぎても短すぎてもダメ。効果をあげるにはちょうどいい長さでなくてはいけません。
間はベテランの声優さんでも難しいものだそうです。練習あるのみ!思い通りの効果をあげられるよう間の取り方にも励んでくださいね! |
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