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劇団あかぺら倶楽部の次回公演!!
劇団あかぺら倶楽部15周年記念公演 第25回公演 『法王庁の避妊法』 6月29日(水)〜7月3日(日) 場所:東京芸術劇場小ホール2にて 作/飯島早苗・鈴木裕美 演出/水鳥鐵夫 ローマ法王庁が唯一認めた避妊法「オギノ式」。それを発見したのは、日本のある病院の、一介の産婦人科医・荻野久作であった。彼を取り巻く人々の愛らしくも滑稽で、感動的な「生命」の物語。 高木さんは産婦人科医・荻野久作役で出演!! ※チケット発売は4月24日(日)開始。 詳細はこちらあかぺら倶楽部HPにて
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※1 劇団あかぺら倶楽部第22回公演『フユヒコ』 (2003.11.19〜24) 舞台は昭和初期。東京本郷区にある理学博士・寺田冬彦の一家に起きる様々な事件、人間模様が描かれる。
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やりたい、こうなりたいという一心で壁を乗り越えてきた
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――― 高木さんは芝居を続けていく上で壁にぶつかるようなことはあったのでしょうか?
それなりにはありましたよ。でも苦しいとは思いませんでした。自分がやりたいと思っている仕事だったので、その都度これを越えなきゃと思っていました。
なかなか思い通りに芝居が出来ないと言う事はあります。 頭ではこうしたいと思っているのにそれが出来ない・・・仕方ないですよね。自分に引き出しが無いんですから。でも、少しずつ引き出しを作っていけばいいのかなと思います。今の僕はね、引き出しはいっぱいあるんです。けど、ひとつしか開かないんです・・・(笑)。
よくお芝居を観に行ったりすると思うんです。「この役者さん上手いなぁ」て思ったときは、その人は雲の上のような人。「まぁまぁ、オレもこのくらいは」なんて思ったときでもその人は僕より出来る人。「こいつ下手くそだなぁ」と思ったら、それが自分と同じぐらいの人。芝居をするってそんな感じなんじゃないでしょうか。だから、あんな風になりたいなぁって芝居を、いっぱい観たいと思いますね。なにか牽引されていくみたいに…。
――― 現場での音響監督やスタッフの方々からの演技に対する注文やダメだしなどにはどのように対応されましたか?
演出家に言われたことが全然理解できないっていうときは・・・。現場でコミュニケーションを取っている間に徐々に相手の言っていることが理解出来てくることもありました。が、どうしても通じないときは・・・あきらめました(笑)。自分の中では解消しきれていないけれども、形からでも良いから、なるべく演出が求めるものをやってみようと、いろいろやっていました。
若い頃はそんな感じでしたが、今は逆に演出家さんとしつこいぐらいに積極的にコミュニケーションを取りたいと思っていますね。
あと、自分のオンエアーは必ず見ました。そうすると客観的になれますからね。それで、もっとこうすれば良かったとか、今度はこうしようとか、また研究できます。
僕はとても少年のような声ではないんですが『名探偵コナン』の元太だけは何だかすんなり入っていけるんですよね。『機動新世紀ガンダムX』のガロード・ランや『GTO』の鬼塚英吉の時なんかはずいぶんな言われようもしましたけどね・・・(笑)。負けないぞっと。
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劇団あかぺら倶楽部『フユヒコ』(※1)より
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同じく『フユヒコ』にて。高木さんは寺田冬彦役を熱演。
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人とのつながりはとても大事なこと
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――― 色々な作品でレギュラーの仕事をし続けるということは、とても大変なこと、そして難しいことだと思いますが・・・
今でこそ1クール(約3ヶ月ぐらい)、2クールのアニメーションも多いですが、僕が始めた当時は4クール全52話などが普通でした。この番組があるうちに次のレギュラーの仕事を決めなきゃという思いはありましたね。間を空けてはいけないと。
自分ではどうしようも出来ない事ですからレギュラーが無くなってしまえば、それはそれで仕方のない事なんですけど、いろいろな現場で出会えた人との繋がりは大切にしたいと思いますね。
お芝居などをやっていると、本当に様々なジャンルの方と出会えて、刺激になりますね。お互いの舞台を観に行ったりして、またその中で一緒にやろうなんてことになったり…どんどん膨らんでいくこともあります。ある意味山口勝平くんと関智一くんとやっている「さんにんのかい」なんてそんな中から出来たものかもしれません…。
次号(3/30配信)もお楽しみに!! |
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