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美しい発音は鼻濁音(びだくおん)から!鼻濁音の練習です。
●次の文を鼻濁音に注意して読みましょう。
(1)東長崎にあるポルトガル語の学校に通っている (2)今日の午後、孫と銀座で観劇した後、ふぐ料理を食べた (3)音楽の授業で新しい楽曲を聴いた (4)元気な周五郎の行儀がいいと、母が機嫌がいい (5)留学するために、頑張って語学を勉強した
[解説]
(1) ひ[が]しな[が]さき ポルトガル[ご] (2) ご[ご] ま[ご] かん[げ]き ふ[ぐ] (3) おん[が]く じゅ[ぎ]ょう (4) しゅう[ご]ろう ぎょう[ぎ] き[げ]ん[が] (5) りゅう[が]く ご[が]く
※[ ]が鼻濁音の位置。わかりやすいように解説では単語をすべてひらがなに直してあります。
鼻濁音とは「が行」の音を響かせて発音する濁音のこと。濁音で発音するか鼻濁音発音するか次のような基準で判断されます。
【濁音】 ● 語頭にある「が行」 ● 外国語・外来語は場所に関わらず原則的に濁音のまま ● 接頭語がなければ語頭にくる「が行」[例:朝ご飯、お行儀] ● 擬態語や擬音語、同じ言葉を繰り返すことば[例:ごろごろ、がりがり] ● 複合語は語中や語尾でも鼻濁音化されないことがある[例:高等学校]
【鼻濁音】 ● 語中または語尾にある「が行」 ● 格助詞や接続助詞[例:彼が〜したのだが] ● 数詞の五を使った人名や名詞[例:大五郎、十五夜、七五調] ● 日本語化している外来語で「ン」の後にくる「が行」[例:キング]
通常の会話で鼻濁音を正しく発音している人は少ないですが、声のプロである声優は、鼻濁音を習得して美しく発音できるようにしましょう。歌やナレーションにも鼻濁音は不可欠です。人が聞いていて心地よい発音ができるといいですね! |
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